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アパレル・ファッション業界への就職についての不安に答える〜給与・年収編〜

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「アパレル・ファッション業界は給料が安い。」
「自社の洋服を買わなきゃいけないから生活がきつい。」
アパレル・ファッション業界に対してこういった考えを持つ人が多くいます。

実際はどうなのか?

今回は、その実態をデータと私の実体験を基に解説していきます。

アパレル・ファッション業界で働く人の収入は安い。

先に結論をお伝えすると、「アパレル・ファッション業界の給与は業界全体として低い」です。
データ、実体験共に間違いないと言い切れます。

まずは、異業種との平均年収比較データからみてみましょう。

業種別平均年収データから見ると…

マイナビ転職が2017年4月〜2018年3月まで収集したデータに基づいて作成した「【全111業種】業種別モデル年収平均ランキング」によると、繊維・アパレルは全111業種中97位の”438万円”という結果となっています。

ちなみにトップはベンチャーキャピタルの1,436万円、2位は外資系金融の850万円です。


「その他メーカー」より下なのか…。
出典:マイナビ転職 【全111業種】業種別モデル年収平均ランキング

下から数えてすぐに自分が働く業種が見つかるという現実に、とても悲しい気持ちになりました。

高収入はごく一部の企業のごく一部の職種だけ

業種としての平均年収は低いのですが、中にはアパレル・ファッション業界でも年収1,000万円を超える高年収の仕事は存在します。
ただし、それは超大手であるファーストリテイリンググループの幹部候補や海外事業担当者というごく一部に限った話です。

自らが起業して大きく利益を取れる状態にしない限り、普通に雇われて働いている人が平均以上の年収の仕事に就くことは難しい業界環境となっています。

アパレル・ファッション業界内での給与格差をデータから読み取る

次はアパレル・ファッション業界内での年収データをみていきましょう。

職種別平均年収データを見ると…

アパレル・ファッション業界に特化した転職エージェントサービスを運営しているクリーデンスが集計した、アパレル・ファッション業界の職種別平均年収データ(2017年版)があります。

職種25~29歳平均年収30~34歳平均年収35~39歳平均年収
デザイナー314万円377万円442万円
パタンナー297万円348万円376万円
販売・店長344万円391万円414万円
生産管理339万円374万円409万円
OEM営業334万円344万円493万円

出典:クリーデンス「アパレル・ファッション業界の平均年収と転職動向」

このデータを見ると、アパレル・ファッション業界のどの職種も年収が高くないというのがよく分かります。専門職と言われているデザイナー・パタンナーにおいても他職種と比較して高くないというのが驚きです。
OEM営業職で35~39歳の平均年収が大きく上がっているのは、長く続けている分大きな売上を継続的にあげられるという理由の他に、OEM企業でその年齢の求人は管理職以上に限られてくるからだと推測できます。

私は30代の生産管理ですが、このデータと大きく変わらない年収です。
現在の職種のままでは大きな年収アップが見込めないのだと理解しています。

企業別平均年収ランキングでは?

企業の口コミなどの情報サイト「キャリコネ」を運営している株式会社グローバルウェイが、繊維・アパレル・ファッション業界の企業別平均年収ランキングを出しています。
以外な結果が出ていました。

ランク企業平均年収主な事業
1旭化成686万円繊維・ケミカル・エレクトロニクス事業
2東レ597万円繊維・機能化成品・ライフサイエンス事業
3ファーストリテイリング536万円ユニクロ、GU
4三陽商会434万円MACKINTOSH
5青山商事400万円洋服の青山

出典:キャリコネニュース「【最新版】繊維・アパレル・ファッション業界の年収ランキング」

1位の旭化成と2位の東レは、繊維・アパレルだけでなく他の業界でも大きく事業展開しているため、アパレル・ファッション業界の年収を測るという意味ではあまり参考にならないデータといえるでしょう。

注目は3位以降です。3位のファーストリテイリングは、ユニクロ・GUを運営している世界的企業です。
4位の三陽商会は過去にバーバリーのライセンス事業を展開しており、アパレル・ファッション業界を志す学生にも人気の企業でした。
バーバリーのライセンス契約が終了後は、業績悪化に苦しんでおり、本社スタッフの早期希望退職を募るなど経営の立て直しに追われています。
5位の青山商事は「洋服の青山」を運営している企業です。SUITS COMPANYやSUITS SELETCTなど、スタイリッシュなイメージを打ち出している企業に押されているかと思いましたが、根強い人気と品質への信頼があるのだと思われます。

3位から5位で驚くべきは、直営店と販売員を多く抱える企業でありながら平均年収が高いという点です。
先ほど紹介した販売の平均年収から推測すると、本部で働く人たちの年収がかなり高いと推測できます。
ファーストリテイリンググループの幹部候補の年収は1,000万円を大きく超える求人が多数出ている点からも間違いないです。

私の体験談

販売職 時代

私は23〜26歳の間、地元の地方都市で販売職として働いていました。
正社員として2社で働いたのですが、どちらも給与が高いとは決して言えない待遇でした。
大手アパレルの子会社で、販売員専門の会社で働いたのですが、手取りで11万円程度、そこから店頭で着用する洋服代がクレジットカードで決済されるという状況で、実家暮らしでなければ到底生活できませんでした。
洋服は社員割引で70%オフでしたが、3コーディネートになるとそれなりの金額になります。
この時に販売員の収入に希望を持てなくなりました。

その後にアルバイトで働いた当時中堅アパレル会社では、正社員になるハードルが非常に高く(推薦と試験合格が必要、1店舗から年間で1人推薦される)アルバイトのまま退職しました。聞いた話では、正社員の待遇は良かったです。基本給も高く賞与もしっかりある福利厚生制度でした。

OEM営業生産 時代

OEM企業では生産管理、営業生産として働いたのですが、収入は悪くなかったと思います。
私が営業生産職になる前は、売上金額に応じたインセンティブ制度もあったので月に40万円程度稼いでいる人もいました。

先程35歳〜39歳のOEM営業職は、平均年収が高いというデータを紹介しました。
こういったインセンティブ制度も相まって、大きな売上をあげられるベテラン営業職の給与が高くなるのだと思います。

SPA生産管理(現職)

OEM企業から現在勤めている企業に転職したのですが、収入は一度下がりました。
前職に比べ勤務時間は減ったものの、自らの成長と仕事内容から考えると低いと感じています。

数字として明確に成果を強調することが難しい職種のため、大きな年収アップが見込めなくなるのだと思います

高収入だけを求めるならアパレル・ファッション業界は止めたほうがいい

結婚して家族を持ちたいなら

私が勤めている企業にも、結婚している男性はいます。ですが基本的には共働きです。
奥さんが専業主婦でお子さんがいるという人とも働いたことはありますが、生活に余裕があるようには見えませんでした。

最低限の生活は可能かもしれませんが、余裕を持って貯蓄をしたり子供を育てるには、共働きを前提とした結婚となるでしょう。

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