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【アパレル・ファッションのお仕事】縫製工の仕事を知る。ってどんな仕事?学歴、年収、キャリアまとめ。

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販売員が洋服の販売現場の最前線に立つ人であるように、縫製工員は製造現場の最前線に立つ人です。
現在はEC販売の規模が大きくなって、「販売員のいない店舗」も存在しますが、縫製をする人がいなければ洋服が生産できないため絶対に必要な職種です。
今回はそんな縫製工員の仕事について紹介していきます。

縫製工員ってどんな仕事?

縫製工員とは、縫製工場でミシンを使い洋服を縫う工程を担う人のことです。

必要な学歴

特にありません。中卒でも問題無いと考えられます。
また、年齢制限も特にないため、70過ぎの人も普通にパートとして働いています。

入口

縫製工場の募集に応募する形になります。
他では知人に声をかけて勧誘するという形もあります。

海外からの研修生に頼る工場と、日本人工員にこだわる工場がある。

日本の縫製産業は、農場や他業界の工場と同様に海外からの研修生の労働力に頼ってきました。
最低賃金でやる気のある若者を多数(上限はある)集められるとして、多くの縫製工場が研修生制度を活用し工場運営を行ってきました。

しかし現在は研修生制度におけるデメリットも多く見受けられるようになっています。

研修生制度活用のメリット

・若くてやる気のある人を集められる。
・決まった期間内は基本的に継続して勤務してもらえる。

研修生制度活用のデメリット

・期間を越えると帰ってしまうため新しい人に一から技術を教える必要がある。
・待遇を日本人以上に厳格に行う必要がある。
・急に帰国していなくなったり、労働基準監督署に駆け込まれると工場運営が成り立たなくなる。

このデメリット部分に焦点を合わせ、研修生制度を活用しない縫製工場も多く存在します。
日本人もしくは研修生制度以外で海外から来ている人のみを採用となると人を集めることは大変ですが、デメリット面を考えると方策としてはおかしくないと思います。

縫製工員のキャリアプラン

縫製工員:班長の指示に従い、決められたパーツや製品を縫います。

班長:一つの生産ラインの責任者で、その日の必要生産量を守れているか管理します。

縫製部門責任者:縫製工場における縫製部門の責任者です。各ライン(班)の進捗を管理し、予定から遅れている商品があれば各ラインが担当する商品(パーツ)を変更する指示を出したりします。

工場長:縫製部門だけでなく、裁断やプレス、検品に至るまで縫製工場での生産業務における総責任者です。アパレル企業と工賃や納期の折衝を行うこともあります。

縫製工員の年収

2017年の縫製工員の平均年収は約208万円となっています。
紹介している他の職種と比較すると低い数字です。

まとめ

かつては中国、現在は東南アジア諸国を中心にしてやる気のある若者を多数集めて工場運営を行ってきました。
その背景には日本国内における人口分布の変化(少子高齢化)、若者の縫製産業離れという現実があります。

今後もこの流れは止まらず、縫製工場の数もどんどん減っていくことが予想されます。
海外に縫製の現場が移っていくということは、縫製の現場で働いたことのある人が非常に少なくなるということです。

実際に縫製工場で働き、縫製のことを本当に理解している人はアパレル企業で企画生産営業をしている人の中にはほとんどいません。
ものづくりを本当に経験している人は誰よりも商品のことを理解しているということです。
遠回りのように見えますが、一度縫製現場を経てから東京のアパレルSPA企業で企画や生産を行うというのも他者から抜きん出るキャリアになると思います。

今現在縫製工員として働いている人、今後働こうと思っている人は、縫製工場に限らず何者にもなれると思って頑張って欲しいと思います。

日本の縫製産業がもっと盛り上がることを願います。

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