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【アパレル・ファッションのお仕事】生産管理ってどんな仕事?学歴、年収、キャリアまとめ。

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今回は生産管理職についてお話したいと思います。
アパレル・ファッション業界における生産管理職は大きく「発注側の生産管理」「工場現場の生産管理」の2種類に分かれます。

この記事で私が取り上げるのは「発注側(アパレルSPA企業等)の生産管理」についてです。

生産管理ってどんなお仕事?

生産管理という言葉の大きな意味とは、”経営計画あるいは販売計画に従って生産活動を計画し、組織し、統制する総合的な管理活動”(Wikipediaより引用)です。
そして、その活動を行うのが「生産管理職」です。

業務内容としては、大きくは下記の4点になります。

  • 縫製工場の選定:どの工場で生産するかを決めること
  • 原価の計算:1着あたりの生産に必要とされる原価を計算すること
  • 原材料の手当て:生地屋、附属屋に原材料を発注して工場に送ること
  • 納期管理:発注時に設定した納期通りに商品が入荷されるのかを管理すること

上記以外にも入荷後に不具合が発生した時のフォローや伝票関係の事務作業もあります。

生産管理に必要な学歴

アパレル・ファッション業界においては高卒以上であれば生産管理になることは可能です。

生産管理の入口

企業が出している求人に応募、または紹介という方法があります。
業界全体での管理手法の標準化が出来ていないので、各企業ごとに仕事で使用するシステムや管理手法が異なるため、能力のある人でも即戦力という訳にはいきません。

誰でもできる仕事に見えて、そうではない

業務内容だけを考えると、PCと人とのコミュニケーションが問題なくできる人であれば生産管理職として働くことはできるように思えます。
しかし実際に業務を行っていると予定通りにいかない、タフな原価交渉や納期の調整等複雑な状況に追い込まれることが多々あります。
更に社内のパタンナーやデザイナーや営業、社外の工場や原材料仕入先、はては消費者まであらゆる立場の人と話をする必要があるので、
素材やパターンの知識、営業の数字(在庫や仕入れ、売上げ進捗など)、幅広い情報と知識を持っているかどうかが優秀かそうでないかの分かれ道になります。

更に現在は品質においても生産管理に求められる役割が大きくなっています。

生産管理のキャリアプラン

勤める企業と生産管理部門の規模によって変わりますが、複数ブランドを持ち商品の種類も多い企業のケースで考えます。

アシスタントからスタート

1アイテム(ボトム担当、シャツ担当など)の生産管理

1カテゴリ−(布帛やカットソー、雑貨といった区分け)の生産管理

ブランドの生産管理責任者

ブランドの生産MD

※生産MDというのはただ生産管理業務のみを行うのではなく、自社の生産背景を考慮した商品企画時期の提案であったり追加商品の打診や素材開発などを行う職種です。

生産管理の収入

・アパレル・ファッション業界の求人、転職サービス”を行っているクリーデンスが紹介している「アパレル生産管理」の平均年収によると、30〜34歳で平均374万円となっております。


平均ではパタンナーより若干高い年収ですが、大企業の生産MD職で英語力等もあれば年収は700万〜1000万円オーバーの場合もあるようです。

まとめ

「出来て当たり前」と言われることも多い生産管理職ですが、多くの人と関わりものづくりの重要な部分を担っているという大事な仕事として、
今後もっと日の目を見てほしいと思います。

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