アパレルビジネス

「新しい、格好いいを」SHIPS(シップス)の歴史・理念・レーベルまとめ ※18/12/19リライト

セレクトショップ御三家の一つ「SHIPS」。
これまで紹介した「UNITED ARROWS」「BEAMS」に比べると、ブランド数・店舗数ともに少ないのですが、アパレル・ファッション業界において非常に大きな存在感を昔から持っています。

今回はセレクトショップ御三家の中でもひときわ”硬派”という印象を受けた、SHIPS(シップス)について紹介したいと思います。

SHIPS(シップス)の歴史

アメ横でのスタート、銀座での1号店

1952年、上野アメ横にて米軍放出品を扱うわずか1.5坪の「三浦商店」が始まり。
1970年頃より”MIURA”の屋号のもと、アメリカを中心とした海外からシューズやデニム、Tシャツなどを直接自分達で買い付けし、自分達の手で直接お客様へ商品をご提案するようになった。
1975年に(有)ミウラを設立。SHIPSの前身となる、MIURA & SONS 渋谷店を開店。
1977年に東京・銀座に「SHIPS」の1号店をオープン。

レディースをスタート〜現在まで

SHIPS LADIES 1号店を銀座に開店。
その後、ニューコンセプトの大型店舗としてMUSEUM for SHIPS渋谷店を開店し、各都市に出店を開始。
1987年に株式会社シップスに組織・商号変更。
1990年代、自社による物流センターであるシップスコントロールセンターを開設しより大量の製品を扱えるようにするとともに、キッズブランドのSHIPS KIDSとSHIPS OUTLETの出店を開始。
2000年代は海外事務部、事業開発部として株式会社エス・アイ・ピー、株式会社エム・エス・ティーを設立。
2010代、株式会社エス・エイチ・シーを設立、New Yorkにもオフィスを構える。

SHIPS(シップス)の理念を、三浦社長の言葉から考察する

SHIPSの企業ホームページには、企業理念というものは出ていませんでした。
しかし、創業者である三浦社長のインタビューから、40年以上変わらず大事にしている想いが見えてきます。

ビッグであるよりグッド

シップスは(他社と比べれば)ここまでの成長は緩やかだったかもしれない。ビッグであるよりグッドでありたいという気持ちが強かったからだ。
出典:繊研新聞|シップス創業40周年三浦社長に聞く

冒頭にも書いたように、他の有名セレクトショップに比べて、SHIPSは大きな拡大路線をとってきませんでした。
組織の拡大は売上のメリットは当然ありますが、従業員に大事にしている理念が届かなくなる恐れもあります。
マスに拡大するよりも、良いものをしっかりとお客様にお届けしたいという考えを持って経営してきたのだと思います。

セレクトショップは「新しい、格好良いと思うこと」をやるもの

次の世代にはシップスの伝統を引き継いで欲しい。それは変わらない、という意味ではない。私がシップスを始めたのは、ある意味何もない時代。そこで自分たちが格好良いと思うもの、新しいことをやったからお客様に価値を認められ、今に至っている。未来のシップスもその時と変わらず、新しい、格好良いと思うものをやって欲しい。それがセレクトショップというものだと思う。
出典:繊研新聞|シップス創業40周年三浦社長に聞く

セレクトショップに限らず、全てのアパレル・ファッション業界人が大事にしたい考えだと思います。
単に見た目やシルエットだけでなく、機能性に優れていたり環境に配慮した商品を消費者に着て欲しいという思いも「格好いい」です。

伝統を引き継ぐとは、変わらないことではない。でも、変わらず新しくて格好いいことをやり続ける。
一見矛盾しているような言葉ですが、これは過去の成功体験に囚われて新しいことにチャレンジしないことに対する戒めだと思います。

SHIPS(シップス)を代表するレーベルとは

SHIPSは衣料品の販売をメインとしており、大きくはMEN、WOMEN、KIDS、LIFESTYLEのレーベルに分かれています。

SHIPS MEN


出典:SHIPS公式サイト

まずは一番SHIPSの代表である「SHIPS MEN」の紹介です。

オンタイム・ビジネスシーンの“旬”なドレスアップを演出する、コンサバティブだがこだわりのスタイルを提案しているメンズレーベル。
“本物”を求めている成熟した大人におすすめです。
引用元:SHIPS公式サイト

主にビジネスシーンで着用する衣料品を取り扱っているレーベルです。

出典:SHIPS公式サイト

ランキングを見ると分かるのですが、スーツ・ビジネスバッグ・ビジネス小物を多く取り扱ってるだけでなく、ビジネスカジュアルに活用できる上品なニットやシャツ、大人のおしゃれな休日着として活用できるような衣料品も多く販売しています。

販売価格は秋冬のアウターで4万円程度、シャツで1万3千円〜となっており、ユニクロと比較すると3〜4倍程度高くなります。
シルエット・素材感などでよりスタイリッシュに見えるものが欲しい方には「SHIPS MEN」は非常におすすめです。

SHIPS JET BLUE

次にSHIPS MENでは大人過ぎる、または値段が高くて手が出ないという方におすすめのレーベルである「SHIPS JET BLUE」の紹介です。

出典:SHIPS公式サイト

若い世代へ向けて、ハイエンドなエッセンシャルカジュアルウェアを提案。
SHIPSのコンセプトであるSTYLISH STANDARDのエッセンスを凝縮したライフサイズ・ウェア。
引用元:SHIPS公式サイト


出典:SHIPS公式サイト

大学生〜20代前半社会人あたりの男性がターゲットだと想定できます。
先ほど紹介した「SHIPS MEN」とは価格帯が明確に異なっており、アウターで1万円程度、その他のアイテムで2〜3千円程度平均で安くなっています。
ビジネス利用も可能なセットアップジャケットとパンツも販売しており、値段もジャケットで2万円程度とあまり高くない価格帯となっています。

SHIPS WOMEN

次に女性向けレーベルである「SHIPS WOMEN」の紹介です。

出典:SHIPS公式サイト

着る人の個性を引き出し、女性の感受性の豊かさをファッションに生かし楽しめることをコンセプトとするレーベル。
トラディショナルなスタイルをベースにしながら、現在進行形のベーシックを提案している。
引用元:SHIPS公式サイト

「SHIPS MEN」同様、20代後半以降の大人の女性向け衣料品が中心となっています。

出典:SHIPS公式サイト

きれいめなOLさんがよく着ているようなイメージのものがランキングに上がっています。
秋冬アウターが3万〜程度、ニットが1万円代後半〜となっています。

SHIPS Days

最後に雑貨類も多く販売するライフスタイル提案型レーベルである「SHIPS Days」の紹介です。

出典:SHIPS公式サイト

自分らしく充実した生活を大切にすることをコンセプトに、家を中心に構成されたアイテムを提案するライフスタイルブランド。丁寧な暮らしのための大切な日常着をより多くの人に届けたいという想いから、お求めやすい価格=“Good Price”とSHIPS Daysの基準を守った素材選びや縫製=“Good Quality”を大事にしている。
引用元:SHIPS公式サイト


出典:SHIPS公式サイト

人気ランキングでは雑貨が中心となっています。季節柄マフラーが多いのですが、パジャマやニットなど衣料品も他のレーベルに比べるとお手頃な価格となっています。

最後に

私が東京に上京したての時によくお世話になっていた「SHIPS」。
自身のファッションへの考え方も変化したことで長らくお店から遠ざかっていましたが、「新しくて、格好いいもの」を探しにお店に行こうと思いました。

定番的で、派手ではないけど質のよいものが着たいという方は是非一度お店に行ってみてほしいと思います。

セレクトショップ御三家については、下記の記事も合わせてお読みいただくとより理解が深まります。↓

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